モラハラ記事を読んでくださる皆さんへ
言うまでもなく私はモラハラの被害者です。
2009年に韓国人と国際結婚し、義実家と同居したときに夫からはもちろん、義実家全員からのモラハラ被害に遭いました。
義実家は韓国人だけではありません。義兄嫁は日本人です。
子供たちは韓国と日本のハーフです。
なので韓国人だけからモラハラを受けていた、というわけではありません。
早い段階で離婚を考えている旨、夫に打ち明けました。
義兄一家が生後6カ月の赤ちゃんを勝手に家に置いていくことも、義兄がしつこく干渉してくることも、義姉(義兄嫁でなく実の姉、出戻りです)が勝手に合鍵で家に入ったり友達を連れてくることも、迷惑だと言いました。
夫は二度と私の嫌がることはしないと言いました。
しかし夫は私の了承も得ることなく、話しが通じるはずもない義兄一家に私が迷惑がっていると伝えました。
正直それを知ったときは、血の気が引きました。。
以降夫はしばらくは気をつけていた様子でしたが、変わらずでした。
義兄一家は何も聞かなかったように、なんら変わらずでした。
その間、カウンセリングに行きました。
どこに行っても解決に至らず3か所に行きました。
結果はどこも同じでした。
あなたに問題はない、夫を連れて来なさい、と。
夫は何度言っても、カウンセリングを受けることはありませんでした。
そしていつでも”自分が被害者である”という態勢を崩しませんでした。
2015年から2017年辺りまでは、ひどい鬱になりました。
精神科に行っても、やっぱり夫を連れて来るように言われました。
私がほとんど寝たきりの時期はさすがに夫も一緒に病院に来ました。
ですが、”韓国の文化に適応できない可哀そうな嫁”という認識でいるようにしか見えませんでした。
以上の経験を通して自分が体験したモラハラについてまとめています。
モラハラ被害は全てこうだ、モラハラ加害者は全てこうだ、というのではなくサンプルの一つとして見ていただけたらと思います。
そしてモラハラ記事を書く最大の理由は皆さんにモラハラの実態を知って頂きたいからです。
正直、自分の辛い体験を記事にすることは想像以上に消耗することです。
それでも何もモラハラについて知らない人が一般的でないことに一般論をぶつけ、被害者に対して知らないうちにダメージを与えるようなことがこれ以上あってはいけないと思います。
想像できますか?
ある日突然信用していた人の態度が変わるだけでも、大きなストレスのはずです。
しかもその事実は誰にも信じてもらえません。
自分にだけ見せるその”変化”に戸惑いつつ対処に困る。
身近な人に相談しても”お前の見る目がなかった”と言われる。
その間も家では一挙手一投足全ての行動を干渉されるのです。
干渉のレベルもひとつのことに何時間、というレベルです。
話せば完全に論点をずらされ、まともな会話もできず、不快に思うのは”お前の心が狭いから”とされるのです。
ダメージを与え自分の言いなりにする目的のために。
そのような人間と話しが通じると思いますか?
しつこく同じことを言われ鬱陶しくなり、投げやりな気持ちで相手の要求に応える毎日をいつまで送れますか。
少なくとも私は結婚後、まともに話した記憶はありません。
伝わらないことは全て私の言語能力のせいにされました。
それも義実家全員からです。
義実家とは言葉が通じず、韓国語の先生からは”勉強しなくても大丈夫ですよ”と言われる矛盾の中に居ることがどんなものか理解できますか?
90点や100点のテストを前に途方に暮れたことはありますか?
私の結婚生活は”この被害とその被害どちらがマシか”
という選択の連続でした。
そして明らかにおかしな状況の中、自分の判断力を失うほどのたくさんの加害者擁護の”声”
それはもしかしたら、セクハラ被害などもそうかもしれません。
相手の要求を飲まないことにより苦痛を与えられ、それに折れると更なる苦痛を与えられる。
折れずに拒否しても不利な状況に持って行かれることもあれば、相手を訴えて相手が”会社クビ””離婚”となると被害者のせいにされる。
常にある加害者擁護の”声”
訴えないように頼まれる加害者以外からの”声”
正直に言いますが、それらは全部私が体験したことや見て来たことです。
本来通るはずも無い要求だとわかっているから、加害側も必死なんだと私は思います。
そのくだらない要求のためにどれほど深く長く被害者を傷つけるのかも考えず。
そういう愚かなことがまかり通ってはいけないし、知らずにその愚行を扇動する人が居てもいけない。
被害者を苦しめる”声”が少しでも無くなれば、と切に願います。
コメント