こんにちは、ななこです。
私は2009年から1年程ソンナム市で、2014年から1年程カンジュ市の多文化センター(https://www.liveinkorea.kr/portal/JPN/main/main.do)で韓国語を習いました。
授業は簡単な韓国語。
生徒は中国人、モンゴル人、ベトナム人、フィリピン人が主で少数派はネパール人、カンボジア人、イギリス人でした。
韓国語が上手ではなくても、これだけの国の人とお話しができることがとても楽しかったです。
そしてニュースを見ても、そこで一緒に勉強した友達の国のことだと感じ方も変わります。
それでは、多文化センターの韓国語の授業についてまとめたいと思います。
多文化センターの韓国語の授業は無料でゆるめ
まず受講前に指定された日にレベルテストを受けます。
結果により、初級・中級・上級に分けられます。
クラス分けはありますが、初級であっても中級のクラスの授業を聞くことは可能です。
また韓国語能力試験を受ける方はそれに向けての講義がある場合もあります。永住権取得を考えていらっしゃる方も4級以上の資格が必要(ころころかわるので注意です)なので試験の準備をするときに問い合わせて見られるのもよいでしょう。
色々な国から来た年齢もバラバラな人と机を並べて勉強する機会はそうありません。
授業の姿勢もその国によって違います。
私語が多めだったり、お菓子を食べながら授業を受けたり・・・。
韓国の先生方は日本の感覚と似ています。
先生が授業中の私語・お菓子を禁止すると、フィリピンのお姉さんが言いました。
”なんで頭使うのにチョコレートも食べないの?”と。
習慣はなかなか抜けないもの。
なかなか私語が止まず、泣き出してしまう先生もいらっしゃいました。
授業の進度も遅く感じると思います。
私達日本人は最初から文法が一緒で漢字も知っている優等生です。
誰にもわからない問題は、だいたい振られると思っていいでしょう。
最初から中級くらい行ってしまっても大丈夫です!
3週くらいでわりとついていけるようになります。
日本人にとって、わからない単語も考えたら”あれね!”となるのが韓国語です。
本当に2週間一生懸命勉強するだけでも全然違います!
宿題はほとんどなし
一緒に勉強する受講生たちの中には小さな子供が居る主婦の方も居ます。
なので、わりと宿題は少な目です。
私が最後に受けたのは、韓国語能力試験を受ける為の講座でした。
先生が「逆効果」の意味を自分の例を挙げて説明するときに
”先生は皆さんが早く韓国語が上手になるように、と宿題を出しました。 結果2名来なくなりました。これを「逆効果」と言います。”と。
以降、宿題はほとんど出ませんでした。
授業の進度はゆっくりだけど、最終的に韓国語能力試験6級は目指してOK!
韓国語能力試験の6級は最上級です。
1級~6級で6級が一番上です。
韓国の先生方は本当に一生懸命教えて下さいます。
勉強しないことが申し訳なく感じるということは、こちらに来るまでありませんでした。
それでもその熱心さが負担になって、途中で抜けてしまう生徒もたくさん居ます。
ひどいときは受講期間の最初から最後まで受ける生徒がほとんど居ない、なんてこともあります。
これも韓国語能力試験の講義のときでした。
熱心な生徒でさえ試験を受けないと言い出し、先生が”私の立場がない”と落ち込んでいました。
そのときに私は”どこまでできるかわからないけど、試験をうける「1人」という先生の実績になるなら”と試験を受けてみました。
結果、6級合格!!
先生も一緒に勉強したみんなもとても喜んでくれました。
”あなたのお蔭で体面を保てた”と先生は言ってらっしゃいましたが、この6級が後に永住権を取るのにとても大きな助けになりました。
熱心な先生でなかったら私も試験を受けてなかったと思います。
どうしても日本人の特色として韓国語の古来の言葉・固有語よりも漢字語の方が簡単です。やさしいとされることより難しいとされることの方が出来てしまうというねじれがあります。
試験もまだ子供が小さかったため、夜になかなか時間が取れず強行突破みたいに受かってしまった為、6級の実力が私にあるかというとそうでもなさそうです。
それでも韓国語能力試験の6級を多文化センターの講義を受けて取得した人は他にもいます。
狙える範囲ですので、これから韓国語を習う方は是非そちらも視野に入れてみてください。
それでは、ななこでした~!
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